スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
アサーティブであるために(10)
 アサーティブネスをお伝えしたこのブログも今回が最終回です。10回と言う短いブログの中でお伝えできたことはごくわずかかもしれませんが、アサーティブネスと言うものを少しでも身近に感じていただけたらとても嬉しいです。最終回の今回は、このブログを読んで「アサーティブネスを実践してみよう!!」と思われた方への注意点をお伝えしたいと思います。

 アサーティブネストレーニングは、現在様々な領域で用いられているコミュニケーショントレーニングの1つです。自分の気持ちを相手に伝わるように表現したり、頼みごとをしたり、NOといって断ったり、様々な場面で用いることができます。このブログでもお伝えしたI(アイ)メッセージやボディランゲージなどは、主体的に自分の感情や要求を伝えることに非常に長けているスキルといえるでしょう。しかしながら、どんな場面でアサーティブネスを用いる場合でも、忘れてはならないことがあります。それは、「アサーティブネスは相手をコントロールするためのスキルではない」と言うことです。

 アサーティブネスにおいては、自分と同様に相手も大切にします。アサーティブネスとは、自分の嫌な感情を相手のせいにして、相手の行動を責めたり、相手の行動をコントロールしたりする道具では決してありません。嫌な感情は自分の中に沸いてきたものです。その感情の元となる関係性は、相手と一緒に作り上げてきたものです。自分自身の責任や非を認めることも必要かもしれません。

 しかし、相手と一緒に作りあげられない関係性も世の中には存在します。例えばDV被害や虐待被害あるいはセクシュアルハラスメントの被害やモラルハラスメントの被害といった場合は、そもそも双方で作り上げた関係ではありません。ここには対等性が存在していないことが問題となっています。こうした関係において、アサーティブな関係を求めることは非常に勇気がいり、場合によっては危険性が伴います。こうした場合は、アサーティブネスを実践するよりも必要な支援や制度を利用して別の解決を求めることが現実的といえるでしょう。

 最後に、アサーティブネストレーニングとは一人ひとりの人間の価値を対等と認め、あなたがよりあなたらしく自分を表現することを応援するコミュニケーショントレーニングです。アサーティブネスなコミュニケーションによって、誰にもコントロールされず、誰もコントロールしないことで、より自分らしい一歩が踏み出せるといってもよいでしょう。また、このブログではアサーティブな考え方や方法の一部をお伝えするにとどまりましたが、実際のアサーティブネストレーニングでは、様々なアサーティブネスについての考え方や方法を学ぶだけでなく、様々なワークやロールプレイを用いて実際に体験することが出来ます。興味を持たれた方はお近くのアサーティブトレーニングに参加してみてください。是非自分も相手も大切にするコミュニケーションで、より自分らしく生きるための自己表現を目指してみてください。



【参考文献】
・ロバート,E,アルベルティ・マイケル,L, エモンズ (菅沼憲治・ジャネット純子訳)(2009). 自己主張トレーニング改訂新版 東京図書
・平木典子(編)(2008).アサーション・トレーニング-自分も相手も大切にする自己表現- 至文堂
・森田汐生 (2010).アサーティブに生きる 森田汐生エッセイ集① かいらす企画


テーマ:コミュニケーション - ジャンル:ライフ

アサーティブネス | 00:00:00 | トラックバック(1) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

-
管理人の承認後に表示されます
2012-11-24 Sat 04:21:44 |

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。