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アサーティブであるために(8)
 前回は「頼む」と言う場面を例にあげ、具体的なアサーティブコミュニケーションについてお伝えしました。そして、①頼む(他者に対する権利の要求)の他にも②自分の権利を守ること③相手の要求を断ること④違った考えを表明すること⑤自分の限界を伝えること⑥肯定的感情を伝えること といった6つの場面でアサーティブネスが用いられていることが多いということをお伝えしました。

 今回は、こうしたアサーティブ行動にとって重要な言葉以外のコミュニケーション(ボディランゲージ)についてお伝えしていきたいと思います。

 アメリカでベストセラーになり、全世界で翻訳されているアサーティブネスに関する最も有名な本「Your Perfect Right」の中にはこんな1節があります。「アサーティブなメッセージを伝えるのに重要なのは、どのような言葉でいうかよりも、それをどのように表現するかである」。このように、アサーティブネスにおいて言葉以外のコミュニケーションはとても重要視されています。皆さんの日常的なコミュニケーションを振り返っていただいても、言葉以上に目や身振りなどから様々なメッセージを受け取ったり、あるいは送ったりということはありませんか。今回はそんな言葉以外のメッセージ「ボディランゲージ」について考えてみましょう。ボディランゲージの発信源にはこんなものがあるといわれています。

 目:人の視線は実に多くのメッセージを伝えてくれます。「目が笑っていない」と言う言葉にもあるように、
私たちの目はそれだけでメッセージを伝える媒体になっています。前回のEさんの例を思い出して下さい。真剣なことを伝えるときは、相手の目をまっすぐに見る(あるいはそちらに顔を向ける)と言うこともとても大切なことですね。

 表情:目元・口元といった顔に浮かべる表情も様々なメッセージを相手に与えています。悲しいとき、怒って
いるときに「ほほえみ」を浮かべたり、嬉しい時に「怒った表情」をしていると、相手が誤解したり混乱する原因になります。ですので、伝えたい内容に表情を合わせることもアサーティブネスであるためのポイントの一つです。

 声:声の大きさ、声のトーン・話すスピードによって同じことを伝えていても聞き手の印象はがらりと変わります。「Your Perfect Right」の中では以下の3点が重要なチェックポイントとしてあげられています。
① 調子(いらいら・メソメソ・{誘惑するように}甘い、怒っているなど)
② 抑揚(一本調子・文末が上がっている・歌うようになど)
③ 大きさ(ささやくように・大声で威圧的に・怒鳴ろうと思っても声がでないなど)

身振り:話をするときの開放的な動きは話し手が率直で自信に満ちている印象を与えるといわれています。そ
れ以外にも貧乏ゆすり、腕組や髪をいじるなどの身振りは、落ち着かない気持ちや自分を守ろうと防衛的になっている印象を与えやすいといわれています。

姿勢:人と話しているときの「力」関係は、姿勢によっても影響を受けるといわれています。毅然とした態度で
相手の方と接する必要があるとき、あるいはリラックスして相手の方と接する必要があるとき、様々な場面に応じて意識的に、ご自身の姿勢(立つ・座る/背を伸ばす・丸めるなど)を意識的に調整してみて下さい。

 その他にも相手との距離感なども言葉以外のメッセージを与えるといわれています。アサーティブコミュニケーションを実践する場合は、是非ご自身のボディランゲージがどんな印象を周りの方に与えているかを意識してみて下さい。あなたのボディランゲージは、あなたの言葉と同じメッセージを伝えていますか。そして、それは誠実で率直で対等なメッセージになっていますか?ご自身のボディランゲージを鏡で確かめたり、身近な人に聞いてみたりするのもとても良いアサーティブネストレーニングになります。



【参考文献】
・ロバート,E,アルベルティ・マイケル,L, エモンズ (菅沼憲治・ジャネット純子訳)(2009). 自己主張トレーニング改訂新版 東京図書
・小柳しげ子・予語淑子・宮本恵(著)(2008).アサーティブトレーニングBOOK I’m OK,You’re OKな人間関係のために 新水社


テーマ:コミュニケーション - ジャンル:ライフ

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